生徒会長と秘密の関係

距離



階段に並んで座る。

音瀬「スマホを見せて」

2人で覗き込むと近づく2人の距離。

音瀬「もう、海の写真はわかったからさっきのツーショット!」

斗亜「あ、うん」


画面を操作してスマホに映し出された写真。

音瀬「わ!斗亜、半目!笑」

斗亜「不意だったから仕方ないだろ」


斗亜はミナの言うように瞬きをしている瞬間で、ミナはピースをして満面の笑みで写ってある。


音瀬「ふふ、いい写真」

スマホを見るミナを見る斗亜。


斗亜「ん、貸して」   


スマホを斗亜に返すとさっきよりも近くなる距離。


斗亜「撮り直し」

海をバックに2人で写真を撮った。

斗亜は口角を上げて笑う、ミナはクシャッと笑った。


それから、しばらく2人は並んで灯台に座り景色を見て過ごした。


音瀬「あ、私がさっき描いた絵が見える」

斗亜「あれ、絵なのか?」

音瀬「失礼!立派なアートだよ!」

なんて話しながら。
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