生徒会長と秘密の関係

生徒会長様



○ある日


森宮「篠倉春さん

あなたの耳、絆創膏で隠していますが、ピアスを開けていますよね?
ピアスを開けることは、結木學園の校則に違反します。」


その女子は森宮の言葉に恐れながら、耳たぶに手をやった。

校則を違反した者には反省文の紙を机に置く。

これが彼の得意技。



校則違反を見つければ、反省文。

その校則違反が退学に値するものならば、突然校長に呼び出されて退学届を渡される。


制服の少しのずれもこの人に見つかっては、面倒なことになる。


ここの生徒なら皆が、彼の目に入らないよう気をつけている。


○現在


そんな彼が、向こうからお出まししたもんだからミナは逃げようがない。
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