クールな冬野くんと聖なる夜にナイショのおしごと
「なんだ…、サンタさんじゃないのか」


そうつぶやくと、もう一度ふとんにくるまって眠ってしまった。


…危なかった。

本当に危なかった…。


今度こそ、危うく姿を見られるところだった…。


まだ心臓がバクバクしている。

荒い呼吸も落ち着かない。


でもそれは、なにも男の子にバレそうになったからだけではない。


「…危なかった〜。なんとかセーフだったね」


耳元で冬野くんがささやく。


冬野くんの吐息が耳にかかってくすぐったい。

「やめて」と言いたいけれど、わたしは声を出すことができなかった。


なぜなら、わたしは後ろから冬野くんに手で口を覆われていた。


男の子が目覚めようとした直前…。

とっさに冬野くんはわたしの手を引いて、半開きになっていたクローゼットの中へ隠れた。
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