クールな冬野くんと聖なる夜にナイショのおしごと
クローゼットの中を覗かれたら見つかってしまっていたけど、寝ぼけた男の子がそこまですることはなかった。


だけど、クローゼットの中も物があふれていて身動きが取れない。

冬野くんはわずかなスペースに入り込み、後ろから抱きかかえるようにしてわたしの体を包み込んでいた。


必然的に冬野くんと密着することにっ…。


そのことに驚いて声を出してしまいそうになったわたしの口を、冬野くんは自分の手で優しく塞いだのだった。


こんなの…まるで冬野くんに抱きしめられているみたいでっ…。


そばにいる冬野くんに、わたしの心臓の音が聞こえちゃうんじゃないかと思うくらい…ドキドキした。


しんと静まり返った部屋に、再び男の子の寝息が聞こえる。


「もう大丈夫みたいだ」


冬野くんが小声でつぶやくと、そっとわたしを解放した。
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