私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編




少しすると香音は寝ていた



やっぱり……辛いんだよな………


結局、香音に事故のことは聞けずにいた


あの日、何があったのか

そして

何に怯えていたのか



聞きたい


けど



香音を苦しめたくない



でも………


香音は向き合うって言った


一人で頑張った結果がこれなんだよな………


香音…………そろそろ聞いてもいいのか……?


俺………香音を一人で頑張らせたくないよ…

もっと……俺を頼ってほしい……


香音の気持ちを知りたいよ………







そして家に着いた

寝てる香音をベッドにおろし俺は持ち帰ってきた仕事をした














しばらくして


「……………………っん」

「……………香音…?」

ベッドを見ると香音は起きていた


「香音、おはよ」

「……………………………」

「香音ー?
 どうしたー?」

「………………ゆう…と………」

「おう
 どうした?」

「………雄斗………ギュッてして………」

「いいぞー」

そして香音を抱きしめた


最近、香音は良く甘える

甘えるというよりも………………幼くなった気がする


これも…………事故の影響なのかな……

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