私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
~雄斗目線~
次の日
仕事から家に帰ると香音の靴があった
香音……帰ってきたのかな…?
「香音ー?
いるのかー?」
そしてリビングにいった
そこにはソファーで寝ている香音の姿があった
……………可愛い………
何でこんなに可愛いんだろ………
そっと香音の頭を撫でた
ビクッ
あっ………
「…………っ」
「悪い………起こしちゃったな」
「ゆう……と…………」
寝起きの香音………目がトロンってしてて可愛いすぎる………
「うん
おはよ」
「んー………ゆうと………」
そう言いながら抱きついてきた
「香音ー、起きろー
夜寝れなくなっちゃうぞー」
「ん…………」
「かーのーんー!
起きてくれないと俺拗ねちゃうよ?」
「……………起きてる」
「ん、なら離れよっか
俺着替えてくるから」
「……………疲れた」
「疲れた?
何したんだよ?」
「…………電車乗った
………疲れた」
「…………っ
お父さんは…?」
「………仕事」
「そっか…………言ってくれれば迎えに行ったのに………」
「………………学校行くには慣れないといけないから…………」
「………お父さんどうだった?」