私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「雄斗と会えるかテストが終わるかしないと多分続く
 テスト終わっても……ご飯は食べれないと思う」

「今………何も食べてないのか?」

「ゼリーだけたまに食べてる」

「雄斗さえいれば食べれるのか…?」

「分からないけど………少なくとも今よりかは」

「そっか……………着いたら起こすから寝とけ」

「でも……………」

「いいから
 眠いんだろ?」

「………おやすみなさい」

「ん
 おやすみ」

そして私は眠りに入った






























































































「………………ぉい」

「……………………っ」

「香音、起きろ」

「…………ん………奏斗先生………」

「着いたぞ」

「……ありがとうござ……」

そこまで言いかけて言葉を失った


何で……雄斗の家に………

「香音、雄斗と話してみな?
 多分、香音なんか誤解してるぞ」

「………………………」

「それにさ、俺も香音と話したいから
 だから雄斗と話していつもの香音に戻って?
 さすがに俺も傷つく」

「…………………そうですか」

「じゃ、明日良い報告待ってるから!
 また明日な!」

「はい………ありがとうございました」


そう言って奏斗先生は行ってしまった

< 263 / 529 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop