私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

〜雄斗目線〜

「雄斗すまん………香音疲れさせて………」

「別にいいよ
 学校行ったらもっと疲れるんだし」

「学校行くのに前日に疲れさせた」

「気にすんな
 香音も楽しかったと思うぞ
 出掛けたの久しぶりだからな」

「………だな」

「んで、奏斗は買えたのか?」

「あぁ!
 香音のおかげでいいの買えた」

「それなら良かった
 香音、意外と色々見てるだろ」

「そうなんだよ
 驚いた
 文香の持ち物とかから喜びそうなの教えてくれたし」

「だろ?
 ちょっとした変化にもすぐ気付くし……….本当は記憶力良いんだよな
 社会は覚えてくれないけど」

「ハハっ!
 そんなもんだよ
 香音も社会に興味さえ出れば覚えれると思うぞ
 飲み込みは早いから」

「そこなんだよなー
 どうやったら興味持ってくれるのか………」

「お前が教えればいけそうなのにな」

「逆に集中出来ないって言われた」

「ハハっ、香音らしいな
 好きな奴が隣に居たら勉強どころじゃないだろ」

「じゃあどうしろって言うんだよ
 香音にも社会好きになってほしいのになー……」

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