私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「雄斗………大好き……だよ………」
「俺も……香音のこと大好き……愛してる」
「…………うん」
「もう………あんな辛い思いさせない
絶対に……香音のこと守る」
「もう………あんな思いしたくない……
雄斗は………私をおいていかないでね……」
「あぁ………絶対に香音を一人にさせないから
…………でも……今回香音が助かって良かった……本当に……良かった………」
「雄斗……ありがとう……
私も………雄斗に会えて良かったって……思ってる」
「…………そっか
なぁ………俺、香音に告白したんだけど………結婚の…………覚えてるか…?」
「……………覚えてるに決まってるじゃん………」
「本当か!?
良かった…………今も気持ちは変わってない…?」
「変わるわけないよ!」
「香音………じゃあ…これ……….改めて受け取ってもらえますか…?」
そして指輪が入った小さな箱を差し出した
「これ………雄斗が持ってたんだ……」
「そうだけど………それがどうかした?」