私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「ったく、人使い荒いんだから……
 でも早退には賛成ですね
 香音の性格上………周りに気を遣うだけですから」

「そうですね
 じゃあ目覚め次第、岩本さんにも聞いてみますね」

「お願いします
 決まり次第連絡してください」

「はい
 では失礼します」

そして保健室に向かった


















そして保健室ではまだ岩本さんが眠っていた







































数十分後


「……………………っ」

「あっ、岩本さん
 目が覚めた?」

「……….上岡………先生………」

「うん
 体調どう?
 大丈夫?」

「……大丈夫……」

「なら良かった
 心配したんだよ?」

「………ごめん……なさい………
 迷惑かけて…………」

「全然迷惑なんかじゃないよ
 私こそごめんね?
 調理実習のこととか………知らなかった
 無理させちゃったよね?」

「…………やるって決めたの私だから…………
 文香は……?」

「下山先生と一緒にいるよ
 だいぶ落ち着いてたから安心して」

「……なら良かったです……」

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