私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
気づくと辺りは暗くなっていた
そろそろ……ご飯にしないとな
「香音、ご飯作ろっか!」
「……………食べたくない」
「はいはい、もうそれは分かったから
一口でいいから食べような」
「…………………………」
無言で睨んできた
香音に睨まれても怖くないんだけどなー
「もうー、そんなに睨まないでよー!
ほら、美味しいの作るから待っとけよー」
そう言って香音の有無も待たずに寝室を出た
「ちょっと待ってよー!
置いてかないで!」
そして香音も後ろをついてきた
フフッ
可愛い………子猫みたい………
そして俺はご飯を作り始めた
香音も手伝うと言ったが丁重にお断りした
手伝うと言った時の香音の手、少し震えてた
何か………あったんだよな…………
怖い思いさせてまで手伝ってほしくないし第一、香音が怪我したら大変だ
だから香音にテレビでも見とくように言ったんだけど………
「香音………何で俺見てるの?」
「ん?
別にいいでしょ?」
「まぁ………ダメではないけど………
見られてると………恥ずかしいというか……何と言うか…………ね?」