私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「香音……怖い夢見ちゃった…?」
「……………うん……………事故の夢見た………」
「…………っ
そっか…………最近良く見るの?
ちゃんと寝れてる…?」
「…………最近良く見る…………見ちゃうと……その後寝れない」
「そう……だよな…………
ごめんな……辛いこと話させて」
「大丈夫だよ………」
「病院……戻ったら先生に相談してみよっか
そしたらどうにかなるかも」
「ううん………いい……話さなくていい……」
「どうして?」
「………………………信じられない
話したくないし、関わりたくもない」
「そっか…………俺から話すのもダメ…?」
「やだ……」
「………分かった
香音が話したくなったら話そうな」
香音をそっと抱きしめた
香音………事故でさらに警戒心が強まってる……
ただでさえ強かったのに………
でも…………今まで信じてた人達の信頼は残ってるようだ
こうして……俺に話してくれた
それだけでも凄く嬉しい
香音一人で抱え込まないで………少しでも話せるのなら………良かった……