不埒な上司と一夜で恋は生まれません
 


 熱々のトンカツを食べ終わるごろ、耀が訊いてきた。

「ところで、今日、うちに来るか?」

「えっ? 何故ですか?」

 耀が沈黙する。

「うちには来ないのか」

 ……いや、だから、何故、課長のおうちに行かねばならないのですか。

 鍵はもういただいたので、特に用はありませんが、と思いながら、

「はい」
と言う。

「……そうか。
 まあ、いつでも来い」
と耀は言った。



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