不埒な上司と一夜で恋は生まれません
そのとき、背後から、
「お疲れ」
と真っ赤なエコバッグを手にした羽積が現れた。
「あ、お疲れ様です」
と階段近くにいた和香は少し避ける。
カンカンと階段を上がっていく羽積の後ろ姿を見ながら、ぼんやり思う。
……エコバッグは髑髏じゃないんだ?
なんで可愛い感じの赤色なんだろ。
そう思ったあとで、自分が小脇に抱えているビニール袋を見た。
袋詰めのところにある小さなビニール袋だ。
かなり無理な感じに、カップ麺とスポーツドリンクが突っ込まれている。
……私より髑髏な羽積さんの方が、生き方、堅実な気がするな。
「お疲れ」
と真っ赤なエコバッグを手にした羽積が現れた。
「あ、お疲れ様です」
と階段近くにいた和香は少し避ける。
カンカンと階段を上がっていく羽積の後ろ姿を見ながら、ぼんやり思う。
……エコバッグは髑髏じゃないんだ?
なんで可愛い感じの赤色なんだろ。
そう思ったあとで、自分が小脇に抱えているビニール袋を見た。
袋詰めのところにある小さなビニール袋だ。
かなり無理な感じに、カップ麺とスポーツドリンクが突っ込まれている。
……私より髑髏な羽積さんの方が、生き方、堅実な気がするな。