どんな恋でも繋いでみせます!
弁当を作り終えると、傾いたりして中身が崩れないように丁重にリュックに入れた。
少々荷物になるが、今日はあくまで千崎くんと紗良を2人っきりにさせる場を少しでも多く作るのが目的だから、子供みたいにはしゃいだりはしない。
大人には夏休みがないので、仕事に向かうお母さんを見送ってから私も家を出る。
門扉を開けたタイミングで紗良が門扉から出てきた。
「おはよう、凛」
紗良も私に気づき手を振り、それに私も応えた。
家を出る時間を決めていたわけではないが、目的地が同じならば自ずと出る時間も被る。
「そろそろ凛出る頃だろうなって思って家出たら本当にいた」と、笑いながら紗良が言うので「さすが幼なじみ」と私も笑った。
肩を並べて紗良と遊園地に向かうと、遊園地の入口前で輝きを放っている2人組の男子が立っていた。
千崎くんと、倫太郎くん。
「もう来てるかな……」
私はすぐに気づいたが、隣にいる紗良はまだ気づいていないのかキョロキョロ顔を忙しなく動かしていた。