どんな恋でも繋いでみせます!

俺自身、自分の容姿が目立つことは嫌でもわかっている。

容姿がいいからという理由で、完璧を求められ、期待を抱かれ、嫉妬で後ろ指を指された。

正直、もう自分の好きなようにさせてくれ、と思う日々でうんざりだった。


だから、彼女の言葉に惹かれて、身体が勝手に彼女を庇おうと動いていた。

髪と体操服が濡れた代償として、体操服の左胸に刺繍された彼女の名前を勝手に見た。


【填本】


忘れない、と思った。

なんでかそう思ったんだ。


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