「世紀の悪女」と名高い侯爵令嬢がクズ皇太子に尽くし続けた結果、理不尽にも婚約破棄されたのですべてを悟って今後は思うままに生きることにする~手始めに隣国で手腕を発揮してみるけど文句ある?~
「これは、ほんとうに色気より食い気だね」
「だろう? ヘルマン、おれたちも食おう。妻は、あっという間に食ってしまうからおれたちの分までなくなってしまうぞ」
「そのようだね。すごい勢いだ。これほどの食いっぷりをするレディなど、そうそうお目にかかれるものではない」
「すごいだろう? 自慢の妻だ」
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