涙の理由

親友の不安

望美は、高校の入学したとき初めて声を掛けてくれた子だった。
どこにでもあるように、話があった。そこから徐々に仲良くなった感じで。

「で?何があったの??」笑いが治まらないまま尋ねた。
『うん…あのね、祐樹と連絡とれないの…』
「えぇ?なんで!?」
『私たち…もう駄目なのかな?…』
「……ごめん。私にはよくわからない。でも、どうしてそう思うの??」
『最近、祐樹の中には私を思ってくれる想いが無いような感じがするの。』
望美は思いを言った後、ずっと我慢していた涙を流した。


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