きっともう君には会えない
「…なんか安心した。俺、嫌われちゃったのかなって
なんかやったかなってさ。」


「……っ!!!そんなこと、ない。嬉しかったよ」




ーー私の事を心配してくれたこと。


気にかけてくれていただけでも嬉しかった。




「………もうそろそろで花火大会だね。」


「……?そうだな。花火大会天野は何したいの?」


「…えぇっと……あ!!!
りんご飴食べたい。綿あめも。それからやきそばも。」


「……ぷっ…あははっ!!全部食べ物じゃん。」


「あっ……べ、別にいいでしょ!!」




ゔぅ……なんで私っていつも素直慣れないんだろう。




「むぅ…って、えっ!?もうこんな時間!?
早く帰ってご飯炊かないとまずいっ!!」



私は帰ろうとふかふかのクッションから

立とうとした時、光輝に腕を引かれた。



「ちょっと待て。絆創膏持ってくるから」



……ん?ばんそーこ?


私はおもむろに腕を見てみると

複数の切り傷があった。


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