同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
「…ハァ…ハァ。どこへ行ったの…!?」

「なんてすばしっこいのかしら…。あんなサルみたいな生徒がいただなんて…聞いたことがないけど」


『サル』と言われたことは心外だったけど、ここはぐっと我慢して、朱雀組がどこかへ行くのを茂みからのぞいていた。


「…仕方ない。出直しましょう」


そう言って、ぞろぞろと引き上げていく朱雀組。


どうやら、こりずにまたくるようだ。

追いかけまわされても捕まらない自信はあるけど、…ほんとにうみちゃんなにしたの。


そのとき、制服のポケットに入れていたスマホが震える。

見ると、うみちゃんからの電話だった。


〈もしもし、うみちゃん?〉

〈やっほ〜、そらちゃん。どうしてるかなって思って電話してみたんだ〉

〈…よかった。わたしもちょうど、うみちゃんに電話しようと思ってたところで…〉
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