同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
わたしは慌てて起き上がると、一冴さんたちのあとを追う。


すぐに開けた場所に出て、わたしはそこで足がもつれて前のめりに倒れ込んだ。


「…そらっ!!」


倉庫内にわたしを呼ぶ声が響き渡る。

その声にはっとして、わたしは顔を上げた。


そして、目に映った光景にじわりと涙が浮かんだ。


でもこれは、さっきまでの悔し涙でも悲し涙でもない。


――これは、うれし涙だ。


絶対にこないと思っていた。

それでも、きてほしいと願ってしまっていた。


だから、そのわたしの願いが本当に叶って目の奥が熱くなった。


「…ハァ、ハァ。待たせて悪かった」


肩で息をしながら、額からしたたる汗を拭うのは、わたしが待ち望んでいた人。


そう、それは藍。


「一冴、…お前な」


こんなかたちで、一冴さんと再会させたくなかった。
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