箱入り娘でしたが国が乗っ取られたので悪い子になろうと思います。

煙に巻く

魔女がタバコに火をつける

魔女「家の外に結界をはりたいから手伝ってくれる?」

お姫様抱っこで外に連れて行く

タバコの煙を使って魔法陣を描いている

人払いの結界らしい

魔女「君につけておくよ」

王子「何で払えばいい?」

魔女「体でもいいし・・・国を取り返してから金でもいい」

王子「・・・」

家の中に戻る

魔女「疲れた・・・そのままベッドに運んでくれ」

姉が不安そうに見ている

王子「はい」

魔女「客室がもう一つあるから好きに使っていい・・・君は・・・一緒に寝るか?」

姉「話があるから一緒に来て」

魔女「やれやれ・・・おやすみ」

王子「おやすみ」

不機嫌な姉をなぐさめる

何をしているのだろう・・・結婚式が途中で・・・あれ?

気が済んだのか姉はベッドに横になる

王子「彼女を見てくる」

そういって部屋を出る

姉の返事はなかった

姫の寝ている部屋に入る

ベッドの横に椅子を置いて座る

静かに息をしている

手に触れる・・・暖かい

この先どうしたものか

睡魔に襲われたのかそのまま落ちたらしい

---



彼女の声で目が覚める

王子「おはよう」

姫「私はいったい」

王子「魔女が魔法で・・・」

姫「・・・そう・・・」

王子「どうして」

姫「もう私にはあなたしかいないもの」

王子「・・・そうだね」

そっと抱きしめる

王子「もう少し寝ていた方がいい」

彼女をベッドに横になるように促して部屋をでる。

姉「おはよう」

王子「おはよう」

不機嫌そうにコーヒーを飲んでいる・・・適当にあさったらしい

姉「お姫様は?」

王子「大丈夫」

姉「そう」

魔女はまだ寝ているようだ

姉「あなたも飲む?」

王子「あぁ・・・もらうよ」

姉「あの妹・・・次はどうすると思う?」

王子「・・・王と王妃はどうするつもりなのか・・・それが気になる」

姉「・・・あぁ・・・そっか」

自分たちにはすでに親がいない

不慮の事故があって兄が今の王位ついている

姉「王妃の方が気になるかな・・・」

王子「・・・たしかに」

魔女が起きてきた

魔女「私にもコーヒーいれて・・・それで?」

姉「・・・さぁ・・・あなたが妹だったらどうする?」

王子「・・・閉じ込めるか処刑するかどちらかか・・・」

魔女「まぁ・・・そうなるかな・・・」

姉「もしかして・・・助けるの?」

魔女「・・・考え中」

王子「できるのか?」

魔女「不可能ではないかな・・・」

姉「それって世界を敵に回すようなものじゃないの?」

王子「・・・そうなるか」

魔女「大丈夫、最終的に勝てば正義だから」

姉「それは・・・そうだけど・・・」

魔女「売られた喧嘩は買ってあげたらどうだろう?」

王子「支払いは出世払いにしてくれればいいが・・・」

魔女がケタケタわらっている

姉がコーヒーを運んでくる

魔女「ありがとう」

魔女が口をつける

魔女「・・・お前・・・人を毒殺しようとしてないか?」

そんなにか?と思いながらカップに口をつける・・・果てしなく苦い味がした。
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