Galaxyな彼は、【完】

- 1.私の幼馴染は -




リビングにある42インチの液晶テレビから聞こえる音声、



『星野さんは大好物があるんですよね?』



『はい、僕シチューが大好きなんで、一年中食べてます』


目をキラキラ輝かせてそう語る彼。



『一年中?!夏でもですか?』


リポーターの人の驚く声。



『夏も食べちゃいますね!』



…テレビでなんてバカな話してんのよ。



液晶画面に映る彼は、


星野彗(ほしのすい)20歳
大人気5人グループ、Stella(ステラ)のメンバーの1人。



街を歩けば彼らの広告がそこらじゅうにあるし、SNSを見ればStella関連の動画や話題が自然と目に入って来る。



テレビをつければ、見たくなくてもあちこちのチャンネルに映ってる彼ら。



そんなテレビの映像を横目に、私は家から出て、すぐ隣の家のインターフォンを押す。



「はーい。あら、海ちゃん」



ひょこっと顔を出して、出てきたのは子供の頃からお世話になってるおばさん。

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