Galaxyな彼は、【完】



「うん、好き。海は?」



「私は…好きすぎて、辛いよ」



「良かった。これからは、その辛さ半分こしよう。」



微笑む目の前の彗に、私はただ目を潤ませることしかできなかった。



だって、ありえないでしょ…



夢にも思ってなかったんだもん。両思いなんて。



「あー、もう一回」



「っ、」



困ったように笑って、角度を変えてずるいくらい甘いキスする。




「やべぇ、止まんない」



「っ、す、…い」



そういって、何度も降りかかる深いキスについていくことが精一杯。


心臓がもたないっ




「我慢させることもきっとたくさんあるけど、それ以上に幸せにするから」




「俺の彼女になって」



そうくしゃっと微笑む彗に、



「うん!」




と、微笑み返すと、たまんねーと強く強く抱きしめられた。



END
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