放課後劣等生

プロローグ

生きるなんてどうでもいい。

ここでもきっと退屈で平凡とした日常があるだけだーーーーー、

つまんなくてきっとまたすぐ授業も抜け出してしまう、、そんな気がしていた。


東京から約8時間のところにある田舎臭い街に父親の都合でひっこしてくることになった。

私の名前は鷹匠零奈高3。

やっと去年の高2の春に東京に引っ越して友達もできたのにまた一からやり直しになってしまった。

「零奈ちゃんまたね」

そう言って新幹線の窓から手をふって見送ってくれた友達と離れて3日未だにラインの既読がつかない。

本当に友達だったのかな、、、、。

そう感じてしまうことがココ最近は多くて私自身が不安にかられている気がする。

季節はもう夏で一年の半分が終わろうとしている。

「おーい鷹匠入ってこーい」

ドアの向こうでスタンバイしていた私を先生が呼び私はその合図と同時に、少し重みがあるドアの扉を手をかけて勢いよく開けた。

一瞬で周りの視線が私に向けられドキドキとした心臓を抑えながら黒板の壇上にたち、無言で素早くチョークをとり、少し大人の手のひらサイズくらいの文字で、自分の名前を書いてチョークを置いて振り向いた。

「鷹匠零奈です。東京から三日前にこの町に引っ越してきました。よろしく。」

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