ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─

元から馴れ馴れしいアイザックだが、レイラとの距離を急に縮めて来たのはあの事件以降だ。ルーカスはそこは目ざとく見逃していない。


「まさかレイラの信用を得るために、あの爆発をアイザック自らが起こしたなんてことは」

(爆破事件の犯人も捕まっていませんので、可能性はなくはありませんが。


私を殺してアイザックにどんな利益が?)


ソファに深く腰かけたルーカスは、アイザックを雇った理由を語った。


「アイザックを護衛騎士に起用したのは、腕はもちろんだが、危機に鼻が利くからなんだ」

(鼻が利くなんて、まるで番犬ですわ。人懐っこいところなんか特に犬です)

「過去2回、死んだレイラの第一発見者がアイザックだった」

(まあ!)
< 102 / 268 >

この作品をシェア

pagetop