Boy★Life
初Life☆
初登校の日、あたしはビクビクしていた。

唯は、ちゃんと黙っているだろうか…?

ずっとそんなことを考えて、廊下を歩く。

廊下には、そこら中に男子がいる。

あたしが転入した日は、まだ春休みだったらしい。

あたしの教室、3組に辿り着いた。


「お、薫じゃん。ここのクラス?」

「あ、渚。俺ここのクラス。」


唯は言いふらしていなかった。

よかった…。


「え?渚、誰?」

「ここの転入生。美崎薫ってんだ。」

「へぇ!!俺、篠原圭(シノハラケイ)。よろしくな!!」

「おう!!」


まぁ、なんとかバレてないし、友達もできた。

渚の後ろから唯が顔を出した。


「そいつさぁ…。」


あ、もうだめ。

絶対バラす。

そう思った。


「俺と同じ部屋だぜ。一人って結構寂しいからよかったよ。」


予想外の言葉に少し驚いた。


「よかったじゃん、唯。」


渚に指示された席に座って、4人でしゃべっていた。
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