イケメンは好きだけど近づかないでください!
1.イケメンを眺める



4月



季節は春になり桜が咲き

私は今日憧れの高校生にります



中学1年生の頃
恋愛とは何?という感情しかなく部活に明け暮れた


中学2年生の頃
流行っていたアニメや少女漫画でイケメンを知った


中学3年生の頃
部活を引退し彼氏ができる子が増えた


彼氏がいる子を見ていて羨ましかったのが本音

だって恋している女の子は可愛い



中学では部活が忙しかったし

同級生の男子は正直、猿にしか見えなかった

友達には言い訳をしているだけだと

馬鹿にするような言い方をされたのが

すでに懐かしい思い出だ


彼氏がいたらいたで色々大変なんだよー!




マウントを取ってきたクラスメイトは

元気なのだろうか

風の噂では卒業して割とすぐに別れたと聞き

正直ざまぁみろと思ったのはしょうがないと思う



でも高校生になったからには

私もあんな愚痴を言えるような恋愛したい

ドキドキとかハラハラ?

とかとにかくときめきたい



なによりもイケメンと言われる人を

もう一度、まじかで見たい

そう思うようになったのには理由がある



中学3年生になったばかりの頃

たまたま出かけた先で見つけてしまったのだ

逆ナンされている男の子を…



スラッとした体型に整った顔

キラキラした金髪で

道行く人が全員

目に止まっているのではないかと思った



きっと大学生くらいだったと思う

その人を見てからあんな綺麗な人が

この地球に存在しているのかと

大規模な発想に至った



だからこそ高校生になれば少なからず先輩に

そういう人がいるかもしれない

そう安易な考えになってしまうほど

私はポジティブ過ぎる思考を持っている



まぁ私は凡人もいいところ

ブスとも思わないけど可愛いとも思わない

…いやそれは過大評価しすぎか

下の中、平凡ってところだろう



だからと言って

かっこいい彼氏を諦める気はない

好きな人がいる子は可愛い

なので、まずはイケメンとは言わず

好きな人を作ってみようと思う



手っ取り早いのはイケメンくんが居てくれれば

妄想だけで努力できるんだけどなー

と、他力本願なことを思う


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