人肉病
学校の昇降口だけではなく、校門や裏門でもきっと自衛隊員たちが待機しているはずだ。
仮に建物内から出ることができたとしても、すぐに捕まってしまうかもしれない。


「中にいても外にいても同じような状況なのに、どうして隔離するんだ!?」


途端に圭太が自衛隊員へ向けて叫んだ。
1人の自衛隊員がこちらへ視線を向けたが、聞こえていないかのようにすぐに顔をそむけてしまった。


「俺たちが外に出たって自体はそう変わらないだろ!?」


なにを言っても返事をしてくれない。
きっと、生徒たちに干渉するなと命令でも出ているんだろう。


「もういいよ。もう行こうよ圭太」


私はたまらず圭太の腕を掴む。
なにを言ったって、あのひとたちがこちらの味方になることはないのだ。


「せめて感染者たちを病院へ連れて行ってくれよ! ここに野放しにしておくなんて、おかしいだろ!」


私の腕を振り払わんばかりに声を荒げる。
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