イケメンCinderella
その日の夜。
白瀬くんの城でパーティが始まった。
あの夢を思い出していた。
o,+:。☆.*・+。o,+:。☆.*・+。
『______お姫様、お手を』
私の目の前には、白いスーツ姿の男の人が立っていた。
『ドレスお似合いですね』
その人はとても笑顔が眩しいお人。
どこかで見た、白瀬くんみたいに。
曲に合わせて踊る。
『僕のお姫様になってくれませんか』
これは、……夢なのか?
夢の中の私は自分のヒールに躓いた。
o,+:。☆.*・+。o,+:。☆.*・+。……
……まさ、ゆめ……に、なった?
こんなことって、あるんだ。
ドレスに身をつつんでいる私。
とても綺麗なピンクのフリルのドレス。
「魅憐さん、お綺麗です」
白瀬くん。人前では、言葉づかいが丁寧だ。
_____________……
パーティが終わり、白瀬くんと私は2人部屋に居た。
「おい、なぜ俺のヒミツをばらした。内緒って、いったろ」
「ごめん💦」
「まぁ、いいけど。罰として……どうしようかな」
白瀬くんは、不敵に笑う。
「襲おちゃっおうかな」
「!」
「……なんで、白瀬くんは人前では言葉が綺麗なのに、私と居ると言葉づかいが荒いの」
「……好きだから」
「へ?」
「好きだから。魅憐のこと好きだから。
だから、あの時……お前が最初ここに来た時驚いた。あの時からいや、その前から俺魅憐のことが好き」
「す、ストレートすぎるよ」