イケメンCinderella
13話 Cinderella彼氏


数分後……


しんくんが凄く嬉しそうな顔付きで歩いて来た。

どうしたんだろ?


「魅憐」

私を見かけ歩いてくるなりハグをされた。


「どどど、どうしたの?!」

「良い知らせだ」

「?」

「聞いて驚くなよ?」

「うん」

「魅憐、ここで俺と一緒に居られるぞ!」

「ほんとに?!」

「俺の両親が、大歓迎!」

「また、なんで?!」

「長女ができたみたいで嬉しいんだと」

「そうなんだね!お礼言わなきゃ!……ん?ちょっと……待って?」

「どうした」

「しんくんと暮らすってこと?」

「うん、そうなる」

夢にも思っていたことが現実に起きた。

「嬉しい!」

つい、言葉に出てしまった……💦

だけど、ほんとに嬉しい!

「えーっとさ、いつになるの?」

「今日でもいいって」

「それは、流石に」

「そのことなんだけど、魅憐の母親には既に伝えてあるんだと」

「え、いつの間に」

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