イケメンCinderella


«ちょっと、あんた!どこで何してるの!お母さん心配で夜も寝れてないのよ?!»

「ごめん💦お母さん!」

«で、どこに居るの?!»

「……お城」

«お、お城?!誰の»

「クラスメイトの……」

«クラスメイト?!誰なの?!»

「白瀬くんって言う、男子の」

«白瀬くん……それなら、いいわ»

〝白瀬くん〟という単語を出したら落ち着いたみたい?

«白瀬くんに、よろしく伝えといてよ?
お母さん、今から寝るから»

そう言って、通話が切れた。

はぁー……驚いた(((゜Д゜;)))


「おはよ、魅憐」

「て!いつの間に……おはよ」

「今起きた(*pω-)。O゜。あ、そうだ」

「……」

「今日の夜、パーティあるんだけど……来るよな?」

「パーティ?」

「そう、ここの家なにかとパーティするんだ。魅憐……来るよな」

「えー……」

「来ないとは言わせないから。強制」


言葉が、出ない。


「……はい」

「よし、じゃあ決まり」



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