先生 ♀ × 生徒 ♀
himari視点


次の日。

あたしが昨日のように、放課後残って勉強していると。


「あ、やっぱり今日も居た」

「居るよ(笑)どうしたの?」

「先生、ここで仕事しようと思って。だから分からないことあったら聞いて」

「ありがとう」


静かな教室。


チッチッチッチッ...。


時計の音。


カタカタカタ...。


パソコンの音。


シャッシャッ...。


シャーペンの音。


何かを話す訳でもないのに、心地いい。


「そろそろお迎えの時間じゃない?」

「ほんとだ、ありがとう」


お礼を言うと遥はニッコリ笑った。


「また明日ね」


あたしは手を振った。
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