孤独だった君に、僕の全身全霊の愛を…
夫婦
二人で自宅マンションに帰り、そのまま寝室へ向かった。

ベッドに向かい合って座る。

「んん…ん…待っ…て……」
頬を包み込んで、瑛茉の口唇を貪る真紘。
苦しくて押し返す、瑛茉。

「ん…ダメ……
口……離さないで…?」

「でも…苦し…/////」

「可愛い、瑛茉////」
再度口唇を塞ぎ、チュッ!チュッ!と短いキスを繰り返しながら優しく押し倒した。

「真紘…/////」
組み敷いている真紘に、ゆっくり手を伸ばす。
その手を握り、真紘は指先にキスをした。

「瑛茉」
「ん?」

「なんかね。
今日、漸く“本当の”夫婦になれた気がしない?」

「え?」

瑛茉の指に絡めて握り繋いで、額に額をくっつけた。
「僕の罪を受け止めて、一緒に背負うって言ってくれたでしょ?」

「うん」

「嬉しかった!」

「うん!」
瑛茉の右耳のピアスの上から、キスを落とす。

「ずっと……怖くて言えなかった。
絶対、瑛茉に軽蔑されるって思ってたから。
瑛茉に嫌われて、傍にいれなくなるんじゃないかって思って怖かった」

「真紘…」

「ありがとう、瑛茉!
僕を受け入れてくれて、背負うって言ってくれて!」

「うん!」

「これからも、ずーっと傍にいて?」

「うん!」

「ずーっと、僕を愛して?」

「うん!」

「そして僕にも、守らせて!傍にいさせて!愛させて!」

「うん!」

また口唇が重なり、二人はそのまま熱い夜を過ごした。





孤独だった、瑛茉。
控え目に、存在を消して生きてきた瑛茉。


そして真紘も過去の罪を抱えて、いつか圭輔の代わりに大切な人を全身全霊で愛し守ることを誓って生きてきた。


そんな傷を持った二人は出逢い、恋に落ち、深く愛し合った。

二人はこれからも、互いに愛し守りながら生きていく。



これは真紘と瑛茉の、全身全霊の恋の物語━━━━










“瑛茉。
僕の全身全霊の愛をあげるよ━━━━━!!”








< 62 / 62 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:46

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん

総文字数/40,917

恋愛(純愛)43ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
出逢った日から、秋くんは私の憧れ。 ずっと、ずっと一緒にいたい…! イケメンだが、クールで常にポーカーフェイス。 雰囲気が怖く、人を寄せ付けない。 愛してやまない咲菜には比較的微笑むことが多く、実はかなり嫉妬深い。 東海林 秋鷹 (しょうじ あきたか) ✕ ごく普通の女性。 ピュアで鈍感だが、雰囲気が華やかで明るい性格なため、周りに人を集める人気者で実はかなりモテる。 大好きな秋鷹にはよく甘える。 実田 咲菜 (みた さな) この物語は、フィクションで作者の妄想物語です。 この物語は“大人の恋愛物語”です。 それを踏まえた上でお願いします。 (作品に出てくる名前等は、実際に存在しません。 作者のネーミングセンスは大目に見てください。笑) ※ 表紙画像は、フリー素材です!
それでも僕は、君を愛す

総文字数/4,079

恋愛(実話)5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「おはようございます、お兄さん」 「おはよ、茉莉母。ご飯出来てるよ」 「はい」 「茉莉母、今日はリビングと寝室を掃除を頼んでいい? 掃除の道具は、纏めて置いておくから」 「はい。わかりました」 注:この二人、正真正銘の夫婦である。 ━━━夫婦の形は、人それぞれ━━━ 迫下 湊登 (さこした みなと) × 迫下 茉莉母 (さこした まりも) この物語は、湊登目線です。 そしてこの物語は“事実に基づいた”フィクションです。 不快な点があるかもしれません。 しかし、今の世の中…DVや虐待が沢山起こっています。テレビやネットを見る度に心が痛みます。 だから、こんな夫婦もいるということを伝えたい。 良ければ読んでいただけると嬉しいです。
色づいて、濁り、落ちていく

総文字数/33,820

恋愛(キケン・ダーク)52ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
鷹巣組・若頭、鷹巣 氷河。 ━━━━30歳で初めて“恋”を知る━━━━ 今まで組の中で“感情”を押し殺し、残酷に生きてきた氷河。 愛し方がわからない。 ねぇ…胸が痛いんだけど、これ何? 僕は、病気なの? え?今、僕の事…拒んだよね? 僕の事大好きなのに、拒む理由がわからない。 ねぇ、また胸が痛い。 でもね、いつものドキドキと違うんだ。これは何なの? とにかく、アイツを殺したい… え?たまには一人になりたい? は?こんなに愛し合っててて、離れたいとかあるの? 僕達、恋人だよね? だったら、どこまでも一緒に堕ちるのが普通だよね? “感情”って、ほんっとややこしいね…… “感情”に関しては、純粋な幼児のような氷河。 感情を知らなかった氷河の心に情が宿り、 綺麗な色がつく。 様々な想いが日に日に氷河の心を濁らせ、 ━━━次第に真っ黒に染まった━━━ 氷河の“初恋”は、あまりにも残酷だ。 鷹巣 氷河(たかす ひょうが) × 内名 美冬(うちな みふゆ) この物語は、大人の恋愛物語です。 それを踏まえた上でお願いします。 ※ 表紙画像は、フリー素材です!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop