スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。



 それから私はこれから滞在するのでお部屋を大宮さんが準備してくれてそこに荷物を運んだ。一応、一週間分の下着セットと服が入っていてほとんど部屋着。それをクローゼットに入れさせてもらうと、ダイニングに戻る。


「戻りました」

「おかえり。部屋、狭くなかった? 大丈夫?」

「はい。大丈夫です……とても素敵な部屋をありがとうございます」 

「ううん、気に入ってもらえてよかった」


 その後は和室ではないけど煎茶のお稽古をして過ごした。



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