束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
 夕食を済ませて後片づけもし、順番に風呂に入ってあとはもう寝るだけというところまできた。

 同じベッドに並んで横になるが、洋輔は彩子に背を向けるようにして寝ている。洋輔がそんなことをするのは初めてだ。

 きっと必死に感情を押し殺しているのだろう。


 ここまでくれば逃げようもない。

 彩子は今こそそのときだと、洋輔を後ろから思いきり羽交い絞めにした。
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