束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
第四章 毒を食らわば皿まで

1. 親密な恋人のように

 相変わらず彩子の心は傷だらけで、洋輔のそばにいるのは苦痛を伴ったが、それでも洋輔と過ごす時間は彩子にとってかけがえのないものでもあった。

 特に彼の家で過ごす時間が好きだった。

 洋輔のそばにいることを許されたようで、彼に守られているようで安心するのだ。


 今日も彩子からの希望で洋輔の家で週末を過ごしていた。
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