花葬
 サトルさんは、あの日施設から帰った時から、口数が少なくなった。そうして、庭の花たちの世話を、なにかの償いのように熱心にするようになった。私たちの会話は少しずつ減っていき、ぎこちなくなっていった。そうして、私のご飯も食べなくなって、あんなに明るかったサトルさんは日に日に弱っていった。
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