ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 なによりもモフモフを愛するエリナは、自分がモフモフ化するよりも他人(他獣)をモフることを求めていた。そこで猫耳がついていることには喜びの表情を見せたものの、彼女にとっては知り合い(もちろん、親代わりで『鬼の王都警備隊長』であるルディも含まれる)の獣人の頭をモフらせてもらう方が大切なことだった。
 ちなみに、スカイヴェンに来る前はペットトリマーであったエリナは、モフられる動物を夢見心地にさせてしまうというゴールドフィンガーの持ち主であるので、子猫のエリナにモフられた獣人は皆、うっとりと身を任せてしまうのであった。

 というわけで、ルディもエリナに尻尾がないことに気づいていたが「本人が気にしていないのなら、様子を見ていればいいだろう」と心配することもなく過ごしていた。

 そんな状況での白い子猫の登場である。
 目を閉じたままふみふみに励む子猫には長い尻尾も生えていて、左右に揺れてピタピタとルディのお腹にぶつかっている。
 くすぐったさをこらえながら、彼は前脚の先で優しく子猫をつついた。
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