オレンジジュースを飲む頃


現在、私と光瑠は喧嘩?真っ最中。

槙野玲那からすれば、絶好のチャンスだと思うし、光瑠からすればあの槙野玲那から告白でもされれば幸せ者になれる。

まさに一石二鳥ではないか。


それなのに、私の存在が邪魔ということになる。

槙野玲那からすれば、想い人と距離がそれなりに近い私なんて、邪魔だと思われても仕方がない。


「……光瑠は、仲の良い、ただの友達だよ。それだけ」


そう心の中で言い聞かせてみたが、少しモヤモヤ、胃がムカムカするような気持ち悪さは一体何だろうか。

光瑠からは2度も告白をされ、その想いに対して未だに何も答えを返せていない自分。

曖昧なまま接してくるような女に、光瑠にいずれ愛想が尽かれてもおかしくはない。


このまま仲違いしたまま、嫌われても私からは何も言わない。

それでも、この胃のムカムカするような気持ち悪さは、どこから貰ってしまったのか。




< 69 / 86 >

この作品をシェア

pagetop