ワインとチーズとバレエと教授


理緒の青白い顔が、より一層、美しさを増した。

細い指先、白い肌、大きな瞳、
整った顔つき、幼さと気品がある姿ー

濡烏の美しいストレートな黒髪ー

亮二は理緒と目を合わせた。

そしてお互い、目をそらすことができなかった。

いつからだろう

理緒をこんなふうに
見るようになったのは…

理緒は自分のことを
どう思っているのだろう…

父親?

叔父さん?

それとも亮二さん?

それとも…

理緒が微動だにせず、
亮二の顔を見つめた。

どうしていいのか分からず
戸惑った瞳と、女性としての瞳ー

どうしても二人は
視線を外せない。

亮二は、ついに、
一線を超えた。

理緒の唇に、そっとキスをした。

理緒は、それを静かに受け入れた。

バレエ雑誌の「クロワゼ」が
バサっと床に落ちた。

いつからだろう…
こんなふうに
理緒を思ったのはー

いつからだろう…
こんなふうに理緒を
女性として見るようになったのは…

いつからだろう…
いつからだろう…

自分でも、これが正しいかどうか
分からない。

いや、間違ってる、でも…

理緒も、どうしていいか分からず
戸惑った瞳をしているが色っぽい。

理緒は亮二のキスを、黙って受け入れた。

まるで日本人形が動かないかのように。

そして亮二は、理緒に唇を押しつけたまま、
理緒をベットに押し倒した。

いつからだろう…
こんなふうに
理緒を女性として意識しだしたのはー

いつからだろう…

いつからだろう…


そう思いながら、亮二は理緒を抱きしめ
キスを続けた。
そして、舌を入れ理緒の全てを吸い付くした。

そして、理緒の可愛らしいパジャマのボタンを
一つ一つ外して行った。

そこには肋骨が浮き上がり、
細い体と、真っ白な乳房が露わになった。

理緒が恥ずかしげに、顔と身体をよじったが、
亮二はそれを両手を使って制止した。


亮二は、くちびるから
首筋、そこから乳首と
舌を滑らせた。

理緒が嫌がる素振りを見せないので、
亮二は、そのまま行為を続けた。

理緒の乳首を吸い上げたとき
理緒が苦しそうに声を出した。

敏感なようだ。

そして、亮二は理緒の下半身に手を伸ばした。

可愛らしい下着の中に、そっと手を入れ、
しっとり濡れている理緒の中に、そっと指を入れた。理緒は

「…ぅっ…」

と、小さな、うめき声を上げながら、
ビクンと反応した。そこは、もう濡れていた。

亮二は、もう、自分を抑えることはできなかった。

自分でも、これが正しいことかどうか、分からない。いや、間違ってる、でも…
亮二は、そのまま理緒の中に指を入れ刺激した。
理緒が苦しそうにうめいた。

亮二は、理緒が気持ちよさそうな
部分を瞬時に見抜き、指を一本から、二本へ増やし、挿入し、きつく、かたい、理緒の中を、優しく、いや、きっと激しくほぐした。
理緒が苦しそうに

「あっ…ぅ…」

と声を出した。そして、両手で自分の口を抑えた。

良くない事をしている自分を戒めているかのようだった。
亮二は、理緒の中をほぐしながら、
あふれる液を確認した。
それは、シーツにまで垂れていた。
亮二はそのまま、自分の熱くなった下半身を
しっとりと濡れた理緒に押し当てた。

理緒が困惑しているのが分かる。
顔が恐怖と期待で歪んでいる。

「いいか…?」

亮二は理緒に確認したが
確認する前に、理緒の狭くて硬い中に挿入した。

「あっ…いっ…いた…」

理緒がいっそう顔を歪ませた。
痛かったらしい。

「理緒…許してくれ…」

亮二は激しく理緒の中に、自分の男の部分を突き立てた。

「ん…いっ…いた…」

「理緒…許して…」

亮二は、さらに激しく理緒の中を突き刺した。

何度も何度も、理緒が壊れるほど
激しく、動いた。そして、理緒が

「…ぅぅ…」

と、声を押し殺しながら、快感と痛みに耐えている。理緒の秘処から愛液が溢れ出している。

それが、また亮二の気持ちをかき乱した。

亮二はそれを見て我慢できなくなり
理緒の腹部に自分の熱いものを放った。
そして、絶頂を迎えてた亮二は、
ベッドに倒れ込んた。

二人はパタリとベッドの上で、横になった。

二人が一線を超えた瞬間だったー
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