私とキミと、彼と
「嫌なわけない。
ただ…」
「ただ?」
「…こんなにいっぱいキスするの、初めてで……
恥ずかしかった、だけ…。」
自分でも恥ずかしいことを言っている自覚はあった。
気持ちが昂っている今でなければ、絶対にこんなこと言えないもん。
大胆すぎる自分の発言を後悔して、真っ赤になる私。
それに対して彼は少し黙り込んだ後、盛大な溜息を吐いた。
「……まっ…じで、鬼畜すぎる…。」
「え…?」
「…春陽たちの所に戻ろう。」
私を引き剥がすと、ソファから勢いよく立ち上がる。