悠久の絃

目覚めと治療

〜絃side〜

ピッピッピッピッ

規則正しい音が聞こえる。さっきから人が部屋に出入りする気配がする。
多分、今は誰もいない。目を開けると真っ白な天井とカーテンが見えた。ゆっくりと体を起こすと真隣からアラームのような音が鳴った。びっくりして固まっていると、扉が開き、誰かが入ってきた。

??「びっくりしたね。大丈夫だよ。」

その人はアラーム音を止めた後、呼吸が乱れた私の背中を優しくさすってくれた。その後すぐ悠先生が入ってきた。

赤城「夏!ごめんね。ありがとう。代わるよ。
いとちゃん、びっくりしちゃった?大丈夫だよ。ちょっともしもしさせてね。」

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