悠久の絃
静かな部屋に、荒い呼吸だけが聞こえる。



眠い。

ただひたすらに眠い。



この感覚、なんだか久しぶりな気がする。


窓の外には白い雪が降っていた。

初雪かな。


なんて思いながら、泥のように寝てしまった。








途中、何度起こされたんだろう。


夏くんやこのちゃん、瀬堂先生はもちろん、色んな人が部屋に来てたような来てなかったような、、、


ご飯の時も、寝てるだけでお腹が空かないからって、食べずに寝てた。








ぱっと目が覚めたのは多分、夜中。



窓の外は暗くて、月明かりが雪を照らしている。


悠先生、来てくれてたのかな。


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