冷徹エリート御曹司の独占欲に火がついて最愛妻になりました
「写真で見るより500倍くらいかっこよかったな〜!雪村専務!オーラがやばい!」
展示会終了後の帰り道、莉子が目を輝かせながら言った。
「あの後すごかったですね〜!来るお客さん来るお客さん、みんな“雪村専務は何を見て行かれたんですか!?”って。」
「そうだったね。」
シャルドンのバイヤーとしての遙斗が何を見たのか気にする客もいれば、単純に遙斗が見たものを知りたいファンのような客もいた。
「この名刺、家宝にします!なんかいい匂いするし〜!」
「そんな…」
くんくんと名刺の匂いを嗅ぐ莉子に、茉白は驚いたあとで苦笑いをした。
「でも、私わかっちゃいました!」
莉子が名刺越しに茉白をチラッと見て、目をキラッと光らせた。
「茉白さんて…雪村専務に恋してますね。」
「…えっ!?ないない!」
茉白は手のひらを必死で横に振って否定した。
「えーでも〜、雪村専務と話してるときの茉白さん、なんかキラキラ〜ってしてましたけど。」
「……んー…まあ、憧れてはいるかな。あんなに素敵な人だからね。」
遙斗の顔を思い浮かべた。
「だけど、本気で好きになるなんてあり得ないでしょ?絶対付き合えるような人じゃないんだから。」
「そうかなぁ…雪村専務も満更でもないって感じに見えたけどなぁ…」
「もー!莉子ちゃんの目ってどうなってるの?そんなことばっかり言っちゃって、変なフィルターかかってるんじゃない?」
「えー?莉子先生のこういうのは結構当たるんですよー?」
「何の先生よ〜!」
「えー?占い師ですかねー?」
(あり得ないとは思うけど、万が一…雪村専務が満更でもなくても…ダメでしょ。)
展示会終了後の帰り道、莉子が目を輝かせながら言った。
「あの後すごかったですね〜!来るお客さん来るお客さん、みんな“雪村専務は何を見て行かれたんですか!?”って。」
「そうだったね。」
シャルドンのバイヤーとしての遙斗が何を見たのか気にする客もいれば、単純に遙斗が見たものを知りたいファンのような客もいた。
「この名刺、家宝にします!なんかいい匂いするし〜!」
「そんな…」
くんくんと名刺の匂いを嗅ぐ莉子に、茉白は驚いたあとで苦笑いをした。
「でも、私わかっちゃいました!」
莉子が名刺越しに茉白をチラッと見て、目をキラッと光らせた。
「茉白さんて…雪村専務に恋してますね。」
「…えっ!?ないない!」
茉白は手のひらを必死で横に振って否定した。
「えーでも〜、雪村専務と話してるときの茉白さん、なんかキラキラ〜ってしてましたけど。」
「……んー…まあ、憧れてはいるかな。あんなに素敵な人だからね。」
遙斗の顔を思い浮かべた。
「だけど、本気で好きになるなんてあり得ないでしょ?絶対付き合えるような人じゃないんだから。」
「そうかなぁ…雪村専務も満更でもないって感じに見えたけどなぁ…」
「もー!莉子ちゃんの目ってどうなってるの?そんなことばっかり言っちゃって、変なフィルターかかってるんじゃない?」
「えー?莉子先生のこういうのは結構当たるんですよー?」
「何の先生よ〜!」
「えー?占い師ですかねー?」
(あり得ないとは思うけど、万が一…雪村専務が満更でもなくても…ダメでしょ。)