イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
案の定そんなの幼馴染みの言い訳と影でいじわるされた。
卒業式で海斗が学ランのボタンをすべて奪い取られているのを見ながら、彼の卒業後は幼馴染みだということさえも内緒にしようと決めた。それが私の平穏な生活へ繋がるとわかったからだ。
その心配は無用になった。高校入学後の海斗に会うことはほとんどなくなったからだ。
彼は全寮制の男子高校へ入学した。大学も法学部の有名な国立大学へ入学した。彼には年末年始にご両親と一緒に会う程度。大学時代はおじいさまの弁護士事務所でアルバイトをしていたようだ。そして大学三年から一年半くらい留学していたらしい。本当に会わなくなった。
思いもしない突然の出来事にため息をついて、靴を脱いだ。
「お邪魔します」
部屋へ一歩入り、目を見張る。なんなのこれ?ゴミ部屋?ベッド、テーブル、その横にパソコン、プリンターがある。テレビまでの間にファイルの山。テーブルの間にはプリントされた用紙が山。一体どういうこと?どうしたらこんな風に足の踏み場もない状態になるのよ!