不穏ラジオ−この番組ではみんなの秘密を暴露します−
でも、口を塞がれている今どうやってそれを伝えればいいのか……。
考えている間に、軽快な音楽が聞こえてきた。

それは外から聞こえてくるのではなく、直接頭の中に響き渡る。
なんで、今……!?

気絶していたとしても、いつもの時間よりかなり早い。
しかも、音が聞こえ始めると留伊と小高が驚いたように周りを見回しはじめたのだ。


「ははっ。不穏ラジオは配信時間を変えたらしい。しかも、どうやら不特定多数の人間に聞こえてるみたいだ」


留伊と小高の反応を見ていると、このラジオが聞こえいることは明白だった。
風翔がニヤケた顔で言う。
嘘でしょ、そんな……!


【さぁさぁ! 今日からはお昼の時間にこんにちわ! 不穏ラジオのお時間です!】

「本当だったんだな。こんなラジオが聞こえてきてるなんて」


留伊の言葉に風翔が自信満々に頷いた。


【今日も今日とて、大谷高校2年A組の不穏要素を大暴露していきましょう!】


やめて……!
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