問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
「ぅぅ、そうだよねぇーーーー!!!
そこは、思う。ゆっくん、心強いもん」
「あー、そういえば、巳藤、退学になったよ
セクハラ通りこしてわいせつだし、
同意なしだから、少年院行き。
だから、2年のクラスも安全にはなった。
けど、どーするかは羽那次第」
なかなかハードな内容を、
包み隠さずサラッと言うまこぴ。
「ぅ、ぁ、そっかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、
はぁぁぁぁぁぁぁぁ、どーしよ、まこぴ、」
「いや、私に言われてもだけどさ、
私は、羽那が決めたことなら応援するし、
クラスが離れても私はずっと羽那の親友だよ」
「ぅ、うわぁぁぁぁ、まこぴぃぃぃぃぃ!!」
まこぴの言葉に嬉しくなって、
むぎゅーーーーーっと抱きついた。
──────離れても親友。
その言葉を胸に、
私は、ゆっくんのクラスに行くことを決めた。