運命の恋に秘された真実
矛盾点
休みが合う日には、純くんと丸一日デートすることが多いのだが、最近は休みでなくても、家に戻る前に短時間、公園や喫茶店でコソコソと話し合っている。
「ねぇ…私たちって、いつ何処で知り合ったんだっけ?」
そう尋ねると、
「初めて会ったのは、記憶にないほど小さい頃だと思うけど、実際に同じ学校に通い始めたのは、小学校からだね」
「幼稚園は違ったかな?」
「うん、違ったよ。幼稚園の頃にも家族ぐるみで会ってはいたはずだけど。そもそも純ちゃん、東京出身じゃないじゃん」
「えっ、私は東京出身だよ。純くんのほうが、何処だったかは忘れたけど…途中から東京に引っ越してきて隣同士で暮らすようになったと聞いてるけど…」
私たちは、互いを怪訝な顔で見る。
「おかしいな…親からは、それと全く逆のことを聞いてるからさ。他にも何か疑問点ある?」
「そうそう、私の1歳未満と思われる写真が1枚もないことに気付いたの。純くんはどう?」
「ねぇ…私たちって、いつ何処で知り合ったんだっけ?」
そう尋ねると、
「初めて会ったのは、記憶にないほど小さい頃だと思うけど、実際に同じ学校に通い始めたのは、小学校からだね」
「幼稚園は違ったかな?」
「うん、違ったよ。幼稚園の頃にも家族ぐるみで会ってはいたはずだけど。そもそも純ちゃん、東京出身じゃないじゃん」
「えっ、私は東京出身だよ。純くんのほうが、何処だったかは忘れたけど…途中から東京に引っ越してきて隣同士で暮らすようになったと聞いてるけど…」
私たちは、互いを怪訝な顔で見る。
「おかしいな…親からは、それと全く逆のことを聞いてるからさ。他にも何か疑問点ある?」
「そうそう、私の1歳未満と思われる写真が1枚もないことに気付いたの。純くんはどう?」