こころ、唄う。

苦い記憶

苦い記憶が
ふと身体中を駆け巡って


あなたに
触れられてた身体が
疼いて未練に溺れた心を
あらわにしてく


何度か心の片隅に
流してきたのに
ふとした瞬間に過ぎる面影


はっきりとは
思い出せないくらい


時は流れてるのに
気持ちだけはまだ
壊れずに
切ない夜に現れては
あたしを泣かせる


触れた身体熱くて
二人で一つを
知ったはずなのに


あたしは
いつもあなたのそばで
孤独に消えそうになった


冷たくて優しい人は
別れた今も記憶を伝って
あたしを泣かせるの
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